JavaScript の switch 文についてまとめました。
switch文について
JavaScript の switch 文の基本構文は次の通りです。
switch(式) { case 値1: 処理1; // 式の結果が値1に一致する場合に実行 break; case 値2: 処理2; // 式の結果が値2に一致する場合に実行 break; default: 処理3; // 式の結果が全ての値に一致しない場合に実行 }
switch文 では式を評価した結果に一致する case ブロックを探して実行します。判定は厳密等価演算子===
が使用されます。
一致する case ブロックが見つからない場合には、最終的に default ブロックが実行されます。default ブロックは必須ではありませんので省略すると、どの case ブロックにも合致しなかった場合に何も実行されません。
また、if文のように波括弧を省略した書き方はできません。
breakの使い方
各 case ブロックに記述されている break 命令ですが、現在のブロックから処理を抜けるための制御命令です。switch の場合は case ブロックの処理が終了しても、自動的に switch を終了せずに次の case ブロックに処理が移るため必要になります。
switch(式) { case 値1: 処理1; // 値1に一致した場合はbreakが無いので次のcaseとdefaultまで実行されてしまう case 値2: 処理2; default: 処理3; }
逆にこの機能を利用して以下のように復数の値に一致する条件を記述することも可能です。
switch(式) { case 値1: case 値2: case 値3: 処理1; // 値1, 値2, 値3いずれかに一致した場合に実行 break; default: 処理2; }