CentOS で Git をインストールする際に yum だと古いバージョンになってしまい、最新バージョンのインストールで悩んだのでまとめておきます。
yumでGitをインストール
yumを使用した場合、古いバージョンがインストールされます。CentOSでは最新版をインストールする場合、ソースからインストールするのが一般的みたいです。
$ yum -y install git $ git --version git version 1.7.1
ソースからGitをインストール
公式サイトを参考に進めます。 Git - Gitのインストール
Gitの依存ライブラリをインストールします。perl-ExtUtils-MakeMaker
は公式サイトには記述されていませんが無いとコンパイル時にエラーになります。
$ yum -y install curl-devel expat-devel gettext-devel openssl-devel zlib-devel perl-ExtUtils-MakeMaker
Gitのソースをダウンロードします。 git - The Linux Kernel Archives から最新版までダウンロードすることが可能です。
$ wget https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.4.0.tar.gz $ tar zxvf git-2.4.0.tar.gz
コンパイルしてインストールします。
$ cd git-2.4.0 $ make prefix=/usr/local all $ make prefix=/usr/local install $ git --version git version 2.4.0
無事にインストールされました。
Gitのアップデート
GitのリポジトリをCloneしておくことによって、Gitを通して最新版のGitにアップデートすることができます。これを確認するためにあえて古いバージョン (2.4.0) をインストールしていました。今後はバージョンが上がればgit pull
してmake~
をすれば最新版がインストールできるはずです。
$ cd /usr/local/src/ $ git clone git://git.kernel.org/pub/scm/git/git.git $ cd git $ make prefix=/usr/local all $ make prefix=/usr/local install $ git --version git version 2.4.3.413.ga5fe668
ということは、最初からソースでインストールせずに、リポジトリをCloneするためだけにyum install git
でインストールしてから、最新版にアップデートするのが一番簡単そうです。
ただし、yum remove git
をしないといけないのと、依存ライブラリのインストールは必要なのでどっちもどっちですかね。